50代から髪をツヤツヤにするには?ツヤがなくなる原因と自宅でできるヘアケアを解説

年齢を重ねると、鏡を見るたびに髪のパサつきやツヤのなさが気になる…そんなお悩みを抱える方は少なくありません。

「年齢のせいだから仕方ない」と、諦めてしまっていませんか?

特に50代になると、うねりや白髪染めによるダメージも加わり、髪の悩みはより深刻になりがちです。

しかし、適切なケアを行えば、髪は本来の輝きを取り戻せます。

本記事では、なぜ 50代 になると髪のツヤが失われるのか、その根本的な原因を解説します。

さらに、簡単にできるヘアケアの方法や、自分に合ったアイテムの選び方などについても詳しくご紹介します。

本記事を読めば、若々しい自信を取り戻すための第一歩を踏み出せるはずです。

髪のツヤとは?

そもそも「髪のツヤ」とは、どのようにして生まれるのでしょうか。

髪の表面は、うろこ状の「キューティクル」と呼ばれる組織で覆われています。

健康な髪はこのキューティクルが隙間なくきれいに整列しており、光が当たるとその整った表面で正反射します。

光りが反射した際に生まれる美しいツヤの輪が、いわゆる「天使の輪」です。

しかし、ダメージや加齢によってキューティクルが剥がれたり、めくれ上がったりすると、表面が凸凹になります。

すると、光が乱反射してしまい、髪本来のツヤが失われてしまいます。

つまり、髪をツヤツヤにするためには、このキューティクルをいかに健康で整った状態に保つかが鍵です。

年齢を重ねても適切なケアを行うことで、健康で美しい髪を保てます。

50代の髪にツヤがなくなる3つの原因

50代になると多くの方が髪の変化を感じ始めますが、その背景にはさまざまな原因があります。
ここでは、髪のツヤが失われる主な3つの原因について見ていきましょう。

  1. 加齢による女性ホルモンの減少と髪質の変化
  2. 白髪染めなどの化学的ダメージの蓄積
  3. 髪質に合っていない間違ったヘアケア

漠然とした不安の正体を理解することで、取るべき対策も明確になります。

【原因1】加齢による女性ホルモンの減少と髪質の変化

加齢による女性ホルモンの減少は、髪質の変化にも大きく影響するものです。

特に「エストロゲン」と呼ばれるホルモンは、髪の成長を促進し、ハリやコシ、潤いを保つ重要な役割を担っています。

しかし、50代を迎える更年期になるとエストロゲンの分泌量が急激に減少し、髪質にも影響をおよぼします。

エストロゲンは毛髪の成長期を維持する働きがあり、これが減少することで成長期が短くなり、髪が細く・短くなる傾向が見られます。

また皮脂分泌の減少や毛包の萎縮が進行し、髪の乾燥・ボリューム低下を招くことが知られています。

具体的な変化は、以下の表をご覧ください。

年代女性ホルモン(エストロゲン)量主な髪質の変化
20代〜30代ピークハリ・コシがあり、ツヤも出やすい状態
40代徐々に減少少しずつパサつきやうねりを感じ始める
50代以降急激に減少髪が細くなる、水分保持力が低下し乾燥、ハリ・コシの低下、うねりが強くなる

ホルモンバランスの変化は、髪の内部で水分を保持する力を弱め、一本一本を細くし、髪全体のボリュームダウン・パサつき・うねりといった悩みに直結します。

女性ホルモンの減少は避けられない変化であるため、減少した潤いを外から補うケアが不可欠です。

また、規則正しい生活習慣・ストレスケアなどによっても、ホルモンの乱れを改善できます。

【原因2】白髪染めなどの化学的ダメージの蓄積

白髪染めなどのような化学的ダメージの蓄積も無視できません。

50代になると、白髪が気になりカラーリングの頻度が増えてきます。

白髪染めやパーマに用いられる薬剤は、髪のキューティクルを一時的に開いて内部に色素や成分を浸透させますが、この際に髪は大きな負担を受けています。

施術を繰り返すと、キューティクルが傷ついて剥がれやすくなるだけでなく、髪の内部を守るバリア機能が低下し、タンパク質や水分が外部へ流出しやすくなってしまうのです。

その結果、髪は空洞化してパサつき、ツヤを失ってしまいます。

若い頃は気にならなかったダメージも、年齢とともに蓄積し、深刻な悩みとして現れることがあります。

白髪染めなどの施術を受ける際は、アフターケアが重要です。

サロンでのトリートメントに加え、自宅でも保湿力の高いシャンプーやトリートメントを使用し、キューティクルを保護しましょう。

【原因3】髪質に合っていない間違ったヘアケア

良かれと思って続けている毎日のヘアケアが、実は髪のツヤを奪う原因になっていることも少なくありません。

特に、加齢によってデリケートになった50代の髪には、若いころと同じケアが合わなくなっている場合があります。

以下のような習慣には、特に注意しましょう。

原因詳細
洗浄力の強いシャンプーを使っている必要な皮脂まで洗い流し、頭皮や髪の乾燥を招きます。
髪をゴシゴシと強く洗ったり拭いたりする濡れた髪は特に傷つきやすく、摩擦でキューティクルが剥がれてしまいます。
熱いお湯ですすぐ頭皮の乾燥を引き起こし、髪のパサつきの原因になります。
自然乾燥させる髪が濡れている間、キューティクルは開いたままです。その状態で放置すると、水分が蒸発しすぎてしまい、うねりやパサつきが悪化します。

上記の間違った習慣は、日々の積み重ねで髪のダメージを深刻化させます。

自分の髪質や状態に合った、正しいケア方法を知ることがツヤ髪への第一歩です。

50代でもツヤ髪を取り戻せるヘアケアの方法

髪のツヤが失われる原因を理解したところで、本章では具体的なヘアケアの方法を見ていきましょう。

高価なトリートメントや特別な施術が必要だと思われがちですが、実は毎日の基本的なお手入れを見直すだけで、髪の状態は大きく改善します。

本章では、今日からすぐに実践できるヘアケアの方法を、以下の4つのステップで紹介します。

  1. シャンプー前のブラッシングで汚れと絡まりをオフする
  2. 予洗いと泡立てを意識する
  3. トリートメントは毛先中心に揉み込む
  4. タオルドライと速乾ドライヤーでキューティクルを守る

いずれのステップも、髪をツヤツヤにするうえで欠かせません。

自分のヘアケアを見直す際の参考にしてください。

【ステップ1】シャンプー前のブラッシングで汚れと絡まりをオフする

シャンプーの効果を最大限に引き出すために、入浴前の「乾いた状態でのブラッシング」を習慣にしましょう。

多くの方が見落としがちなこの一手間には、以下のようなたくさんのメリットがあります。

効果説明
汚れを浮かす髪や頭皮についたホコリやフケ、皮脂などの汚れを浮き上がらせ、シャンプーで落ちやすくします。
血行促進頭皮に適度な刺激を与えることで血行が促進され、髪に栄養が届きやすくなります。
泡立ちを良くする髪の絡まりをほどき、汚れを落とすことで、シャンプーの泡立ちが格段に良くなります。
摩擦を軽減髪が絡まったままシャンプーをすると、無理な力がかかりキューティクルを傷つけます。事前に絡まりを解くことで、洗髪時のダメージを減らせます。

ブラッシングの際は、まず毛先の絡まりを優しくほぐしてから、根元から毛先に向かって全体をとかすようにしましょう。

シャワー前のブラッシングは、髪と頭皮にとってさまざまな効果をもたらします。

まず、髪の絡まりをほぐすことで、シャンプー時の摩擦を軽減し、髪のダメージを防止するうえで効果的です。

また、頭皮の汚れや皮脂、フケなどを浮き上がらせることで、シャンプーの効果を高められます。

さらに、ブラッシングによる頭皮マッサージは血行を促進し、健康な髪の成長を促します。

シャワー前のブラッシングは、美しい髪を育むための重要なステップです。

【ステップ2】予洗いと泡立てを意識する

シャンプーをする際は、予洗いと泡立てを意識しましょう。

シャンプーの基本は「洗いすぎない」ことです。

まず、38度程度のぬるま湯で、髪と頭皮を1〜2分かけてじっくりとすすぐ「予洗い」を行いましょう。

予洗いは、汚れの多くを除去できるとされており、シャンプーの効果を高めてくれます。

そのため、しっかり行うことで、シャンプーの使用量を減らせるため、髪への負担も軽減されます。

次に、シャンプーは直接頭皮につけず、必ず手のひらでよく泡立ててから髪全体に広げてください。

きめ細かい泡がクッションとなり、洗髪時の摩擦から髪を守ってくれます。

洗う際は、爪を立てずに指の腹を使って、頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。

【ステップ3】トリートメントは毛先中心に揉み込む

トリートメントは、髪に栄養と潤いを補給するための重要なステップです。

トリートメントの効果を最大限に引き出すためには、正しい付け方が大切です。

まず、シャンプー後に髪の水気を軽く切りましょう。

水分が多すぎると、トリートメント成分が薄まってしまいます。

トリートメントは、頭皮につくと毛穴詰まりの原因になることがあるため、傷みやすい毛先を中心に塗布しましょう。

その後、髪の中間まで優しく揉み込むようになじませてください。

目の粗いコームや手ぐしで髪全体に行き渡らせると、より均一に浸透します。

数分置いてからすすぐのが基本ですが、時間がある時は蒸しタオルで髪を包むと、スチーム効果でさらに浸透力が高まります。

【ステップ4】タオルドライとドライヤーによる速乾でキューティクルを守る

洗髪が終わったら、タオルドライとドライヤーによる速乾でキューティクルを守りましょう。

お風呂上がりの濡れた髪は、キューティクルが開いており、非常に無防備でデリケートな状態です。

タオルでゴシゴシと擦るのは絶対に避けましょう。

吸水性の高いタオルで髪を優しく挟み、軽くポンポンと叩くようにして水分を取ります。

さらにできるだけ速やかにドライヤーで乾かします。

ドライヤーは髪から15〜20cmほど離し、まずは温風で頭皮と髪の根元から乾かし始めましょう。

根元が乾いたら、中間から毛先に向かって乾かしていきます。

全体の8割ほどが乾いたら、最後に冷風に切り替えて髪全体に当てると、開いたキューティクルがキュッと引き締まり、ツヤが出やすくなります。

50代に髪のツヤを守るおすすめアイテム

50代で髪をツヤツヤするなら、以下のようなアイテムを活用しましょう。

  1. アミノ酸系のシャンプー
  2. 保湿と補修成分が含まれたトリートメント
  3. 髪質に合わせたヘアオイルやヘアミルク

正しいヘアケア方法を実践すると同時に、使うアイテムを見直すこともツヤ髪への近道です。

50代の髪は乾燥しやすくデリケートなため、保湿力と補修力に優れた製品を選ぶことが重要になります。

本章では、ドラッグストアなどでアイテムを選ぶ際に、どのような点に注目すれば良いのかを解説します。

【おすすめアイテム1】アミノ酸系のシャンプー

毎日使うシャンプーは、髪と頭皮に優しいアミノ酸系の洗浄成分を配合したものを選びましょう。

一般的な市販シャンプーに多い高級アルコール系は洗浄力が強い反面、必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥を助長することがあります。

アミノ酸系シャンプーは、洗浄力が穏やかで、必要な皮脂を過剰に落としにくいと言われています。

以下に洗浄成分の種類ごとの特徴をまとめました。

洗浄成分の種類特徴成分表示の例
アミノ酸系低刺激で保湿力が高い。マイルドな洗い心地。ココイルグルタミン酸Na・ラウロイルメチルアラニンNa など
ベタイン系ベビーシャンプーにも使われるほど優しい。コカミドプロピルベタイン など
高級アルコール系洗浄力が高く泡立ちが良いが、刺激は強め。ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na など

成分表示を見て「ココイルグルタミン酸Na」や「ラウロイルメチルアラニンNa」といった名前が入っているものがアミノ酸系シャンプーの目印です。

なお、一般的に髪に優しいイメージがあるノンシリコンシャンプーは、必ずしも髪にとって良いとは限りません。

シリコンには髪の指通りを良くし、摩擦から守る役割もあるため、自分の髪質に合わせて選びましょう。

【おすすめアイテム2】保湿と補修成分が含まれたトリートメント

年齢とともに失われがちな髪の栄養を補うためには、トリートメントの成分にも注目しましょう。

髪の内部を補修し、水分をしっかり閉じ込める効果のある成分が配合されているかがポイントです。

成分名主な役割
ケラチン(加水分解ケラチン)髪の主成分。ダメージで空洞化した部分を補修し、ハリ・コシを与える。
セラミドキューティクル同士を接着し、水分や油分の蒸発を防ぐ。
ヒアルロン酸・コラーゲン高い保水力で、髪に潤いと柔軟性を与える。
ヘマチンカラーやパーマのアルカリを除去し、ダメージの進行を防ぐ。白髪予防効果も。

上記の成分が、パサつきやうねりを抑え、しなやかでまとまりのある髪へと導いてくれます。

トリートメントも、シャンプーと同様に自分の髪質に合ったタイプを選ぶことも重要です。

週に数回のスペシャルケアとして取り入れることで、より効果を実感できるでしょう。

私たちコスメフェリーチェがご提供している「KOHAKU」は、毎日のヘアケアを通じて理想のヘアスタイルを叶えるためのシャンプー&トリートメントです。
「KOHAKU」の成分や使い方について、詳細はこちらをご確認ください。

【おすすめアイテム3】髪質に合わせたヘアオイルやヘアミルク

風呂上がりのヘアオイルやヘアミルクは、ドライヤーの熱や乾燥、紫外線などの外部刺激から髪を守るために欠かせないアイテムです。

ヘアオイルとヘアミルクは、髪質によって使い分けるのがおすすめです。

以下の表を参考にしてください。

タイプおすすめの髪質特徴
ミルクタイプ細毛・軟毛・猫っ毛の方水分量が多く、髪の内部まで浸透しやすい。軽やかな仕上がり。
オイルタイプ太毛・硬毛・広がりやすい方髪の表面をコーティングし、水分の蒸発を防ぐ。しっとりとまとまる。

ヘアオイルやヘアミルクを付けるタイミングは、タオルドライ後の濡れた髪が最適です。

適量を手のひらに伸ばし、毛先を中心になじませてからドライヤーで乾かしましょう。

付けすぎるとベタつきの原因になるため、少量から試してみてください。

髪にツヤを出す効果的な5つの習慣

髪にツヤを出すには、以下のような取り組みが有効です。

  1. ツヤ髪を作る栄養素を意識した食生活
  2. 頭皮の血行促進マッサージ
  3. 生活習慣の改善
  4. 紫外線対策
  5. 適切なストレスケア

美しい髪は、外側からのケアだけでなく、内側からのケアも非常に重要です。

バランスの取れた食事や良質な睡眠は、健やかな頭皮環境を育み、ツヤのある髪を作る土台となります。

本章では、日常生活の中で簡単に取り入れられる4つのインナーケアをご紹介します。

ヘアケアと合わせて実践することで、より効果を実感できるはずです。

【おすすめ習慣1】ツヤ髪を作る栄養素を意識した食生活

体の内側から髪を健康な状態にするなら、まず食生活を改善しましょう。

私たちの髪は、主にケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。

そのため、美しく健康な髪を育てるには、日々の食事から質の良いタンパク質を十分に摂取することが不可欠です。

さらに、タンパク質の合成を助ける栄養素や、頭皮環境を整えるビタミン・ミネラルも欠かせません。

特に、以下のような栄養素を積極的に摂取しましょう。

栄養素働き多く含まれる食材
タンパク質髪の主成分
髪の強さやハリの基盤になる
肉・魚・卵・大豆製品・乳製品など
亜鉛ケラチンの合成を助け、髪の成長をサポート牡蠣・レバー・牛肉・チーズなど
ビタミンB群頭皮の代謝を促し、皮脂バランスを整える豚肉・レバー・うなぎ・マグロ・納豆など
ビタミンC・E抗酸化作用で頭皮の老化を防ぎ、血行を促進パプリカ・ブロッコリー・ナッツ類・アボカドなど

これらをバランスよく摂ることが、髪に必要な栄養を届けるためのポイントです。

忙しい日々の中で、すべての栄養素を毎日の食事に取り入れるのは難しいかもしれません。

その場合は、サプリメントを補助的に活用するのも一つの方法です。

ただし、サプリメントはあくまで食事の補助。過剰摂取は体に負担をかけるため、適量を守ることが大切です。

食生活を見直すことは、すぐに変化が現れるものではありませんが、数ヶ月後には髪のツヤや手触りに違いを感じられるはずです。

【おすすめ習慣2】頭皮の血行促進マッサージ

頭皮の血行促進マッサージも、効果的な取り組みです。

頭皮の血流が滞ると、毛根にある毛母細胞まで十分な栄養が届かず、細く弱い髪しか育たなくなりがちです。

頭皮マッサージは副交感神経を刺激し、ストレス軽減や一時的な皮膚の温度が上昇することによる血流改善が確認されています。

栄養供給が促進されることで、健常な毛髪の維持に役立つのです。

シャンプーのついでや、テレビを見ながらのひと息タイムなど、日常の中で気軽にできる簡単な頭皮マッサージを取り入れて、血行を促進しましょう。

血行促進マッサージは、以下の手順で実施しましょう。

  1. 両手の指の腹を使い、耳の上あたりから頭頂部に向かって、頭皮をゆっくりと引き上げるように円を描きながらマッサージします。
  2. 生え際から後頭部に向かっても同様に、リズム良く全体をマッサージします。
  3. 頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」と呼ばれるツボを、心地よいと感じる強さで数秒間押します。

頭皮のマッサージは、気持ちが良いと感じる程度の力加減で行うのがポイントです。

強く押しすぎると、頭皮を傷めたり、逆に血行を悪くしてしまうこともあるため、優しく丁寧に行うことが大切です。

頭皮が柔らかくなると、毛根までしっかりと栄養が届きやすくなり、健康な髪が育つ土台が整います。

さらに、頭皮の柔軟性が保たれることで、顔のたるみやシワの予防にもつながると言われています。

無理のない範囲で、毎日の生活に取り入れてみてください。

少しずつ頭皮の変化を感じられるはずです。

【おすすめ習慣3】生活習慣の改善

健やかな髪を育むためには、規則正しい生活習慣も欠かせません。

特に重要なのが、睡眠です。

髪の成長を促す成長ホルモンは、夜、私たちが眠っている間に最も多く分泌されます。

なかでも、入眠後すぐに訪れる深い眠り(ノンレム睡眠)の時間帯がポイントです。

この時間にしっかり眠れているかどうかが、髪の健やかさにも影響します。

質の良い睡眠を確保するためには、毎日決まった時間に就寝・起床することが理想です。

寝る前にスマホの画面を長時間見続けるのは避け、リラックスできる環境を整えてあげましょう。

また、ウォーキングやストレッチなどの適度な運動も効果的です。

体を動かすことで全身の血行が良くなり、頭皮にも栄養が行き渡りやすくなります。

適度な運動はストレス解消にもつながるため、心身の健康を保つためにもぜひ取り入れてみてください。

【おすすめ習慣4】紫外線対策

50代の髪は、紫外線によるダメージを受けやすい状態です。

強い日差しを浴び続けると、髪がパサつきやすくなるだけでなく、白髪や薄毛の原因にもつながります。

外出時は、日傘や帽子を積極的に活用しましょう。

特につばの広い帽子は、頭皮全体を紫外線から守ってくれます。

また、UVカット効果のあるヘアスプレーやヘアオイルもおすすめです。

髪の表面をコーティングし、紫外線によるダメージを軽減してくれます。

さらに、頭皮の保湿も忘れずに行いましょう。

紫外線によって乾燥した頭皮は、バリア機能が低下し、よりダメージを受けやすくなります。

保湿成分配合のシャンプーやコンディショナーを選び、頭皮マッサージをすることで、血行促進と保湿効果を高められます。

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【おすすめ習慣5】適切なストレスケア

髪の美しさを育むには、心のケアも欠かせません。

過度なストレスは自律神経のバランスを崩し、血管を収縮させるため、結果的に頭皮の血行が悪化し、髪の成長に悪影響を及ぼすことがあります。

さらに、ストレスはホルモンバランスの乱れにもつながり、抜け毛やパサつきなど、髪の悩みを深刻化させる一因になることも。

特に50代は、仕事や家庭で多くの役割を担い、知らず知らずのうちにストレスが蓄積しやすい年代です。

自分なりのリラックス方法を見つけて、上手にストレスを解消しましょう。

例えば、ゆっくりとお風呂に浸かる、好きな音楽を聴く、趣味に没頭する時間を作るなど、日々の小さなゆとりが、髪の健康にも穏やかな影響を与えてくれるはずです。

まとめ:50代でも髪をツヤツヤにする方法はある

本記事では、50代の髪にツヤがなくなる原因から、具体的なヘアケア方法、さらにはインナーケアまで詳しく解説してきました。

加齢による髪質の変化は誰にでも起こることですが、決してあきらめる必要はありません。

日常的なヘアケアや生活習慣の改善などをするだけでも、50代からでも髪をツヤツヤにできる可能性が高まります。

髪がツヤと輝きを取り戻すことで、見た目の印象が若々しくなるだけでなく、失いかけていた自信も取り戻せるはずです。

小さな習慣の見直しが、未来の髪の美しさを守る第一歩です。

本記事を参考に、ぜひ髪質の改善にチャレンジしてみてください。

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新田 凌也
経歴 島根大学医学部卒業 神戸大学医学部附属病院初期研修 湘南美容クリニック 新潟/姫路院 ビューティスクリニック/株式会社ナンバーワン/株式会社MedAD 所属 • 9clinic/ビューティスクリニック 顧問 専門領域 • 医療 > 外科・内科以外の診療科 > 皮膚科 • 医療 > 外科・内科以外の診療科 > 美容皮膚科